4-10 【Step3撮影】撮影に必要な機材

概要

ここでは、パノラマ撮影するのに必要な機材を紹介します。

以下のような疑問にお答えします!
● どんなカメラを買えばよいの?
● 電池は2時間しか持たない?レンズに傷がつく?他に気を付ける点はない?
● 真っ暗な点検口でも、撮影できるの?
● 1人で360度カメラを2台持つ理由は何?

機材

360度パノラマカメラ/THETA:シータ(リコー社 )

360度パノラマ写真を撮影するためのカメラです。電池切れ・破損を考えると、複数台所持することをおすすめします。
パノラマmemo用としては、「THETA-SC2(実売価格4万円前後)」を推奨しています。

注意点
● レンズが突出しているため傷つきやすく、撮影時以外は付属のカバーを付けてください。破損も多いため、「一定期間で破損する消耗品」と捉え、多めに購入されることをおすすめします。
● アプリ「パノラマmemoShot」では、SC2以外に、「V」「SC」「S」「Z1」「X」にも対応しています。

三脚

室内撮影に便利/THETA スタンド TD-2(リコー社)

一般的なカメラ用三脚でも、THETAと組み合わせて高さ150cm以上が確保できれば問題ありません。(人の目の高さ)
実売価格1万円程度。

点検口の撮影に便利/
三脚:ウルトラ353ミニ(ベルボン社)+一脚:スリック・セルフィーポッド1350

上記の「ベルボン社スマートライトスタンド」は、超ローアングルでの撮影が出来ない点が課題です。(THETAを床に置くしかない)
この2点セットであれば、一脚を取り外す事で、低い位置(貯水槽下の配管撮影)や天井裏での低いアングルの撮影が可能です。

スマホ・タブレット/iPhone・iPad・iPod touch ※iOS専用

パノラマmemo専用撮影アプリ「パノラマmemoShot」を利用する際に必須です。
このアプリを使うことで、パノラマ写真を用いた建物作成が簡単になり、作業効率も大幅に上がります。

注意点
● 電波の届かない場所(地下室など)でも、撮影ができます。
● インターネット通信できない端末でも、Wi-Fiのみで利用できます。

モバイルバッテリー&充電ケーブル(THETAとスマホ両方)

THETA内臓電池では、連続撮影2時間程度が限界です。
終日撮影する場合、スマートフォンの充電にも不安があるため、モバイルバッテリーの所持をおすすめします。

容量10,000mAのバッテリーがあれば、1人の撮影者がTHETA2~3台をローテーションしながら、iPhoneで終日撮影し続けることが可能です。

LEDランタン/EX-136S(ジェントス社)

点検口・免振層・電源が通っていない屋内などを撮影する場合、照明が必要です。
本製品は、「下方向以外は全方位を照らす」ため、暗所撮影に最適です。
手持ちフック付きで、三脚にぶら下げて利用すると、便利です。

その他

iPhone/iPad用首掛けストラップ

左手にシータを、右手にスマホを持って撮影することになり、両手が塞がります。
ドアを開ける際などに、ストラップがあれば「右手のスマホから手を放しても大丈夫」です。

ランタン用の予備電池

ドアストッパー(トイレ撮影等に)

利用シーン別の機材構成

1.最小構成(2時間以内の撮影)

THETA1台

気軽な撮影を行う場合です。THETAについては、予備機をもう1台持参することをおすすめします。 ※スマホ・タブレットもあると便利です。

2.標準構成(撮影業務を半日ほど行う場合)

THETA2台+三脚+スマホ・タブレット

三脚を使うことで劇的に画質が向上します。THETAが2台あることで、電池切れ・故障リスクを回避します。

3.暗所撮影(点検口など)

THETA1台以上+三脚+ランタン+スマホ・タブレット

暗所や点検口の撮影には、三脚・ランタンが必須です。

4.終日撮影

THETA2台以上+三脚+モバイルバッテリー(10,000mA)+スマホ・タブレット

現場調査・竣工記録で、1日で5,000~10,000㎡前後を撮影するような場合です。
手持ちでは体力的にも厳しいです。 THETA-Vは、「カメラ⇒スマホへの画像転送速度」が、SCの倍早いため、効率的な撮影に重要です。

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